服を纏う建築
2014年度 日本建築学会設計競技会 -建築のいのち- 全国審査会 佳作
竣 工:unbuild
所在地:高知県南国市
主用途:JA拠点集荷場
構 造:木造

四季を感じ、衣替えする建築
暑いなら服を脱ぎ、寒いなら服を着る。日本人が季節の変わる度に行っている、この当たり前の行為を建築にも当てはめた提案。
米の二期作が伝わる高知県南国市に、JAの農作物拠点集荷場をつくる。
四季という外的環境の変化と、米作りにおける二期作特有のリズムでやってきて要求される内部空間の変化。
2つの変化に対し、ごく薄い4枚の壁がつくりだす3つの空気層を、広げたり縮めたりして適応する。
それはまるで、服を着脱するように手軽で能動的な感覚。そんな息の長い建築の在り方を考える。

12月~2月:土づくり・育苗
3月~6月:田植え・幼穂形成期
7月~8月:出穂期・収穫/育苗・田植え
9月~10月:幼穂形成期
11月:出穂期・収穫